SETONORYU|力士

しこ名 瀬戸ノ竜(せとのりゅう)
番付 序ノ口十四枚目
本名 竹内 凰人(くうと)
生年月日 2010年7月8日
出身地 香川県高松市
スポーツ歴 相撲
身長 176.0cm
体重 114.0kg
プロフィール

香川県高松市出身。


8人兄妹という活気あふれる大家族の三男として生をうけた。誕生時は2,400gと小柄で、保育園の年中までは、みんなに「くうちゃん」と呼ばれ、さらさらのロングヘアーをなびかせる愛らしい少年であった。

<右が本人>


しかし、当時からその存在感はどこか異彩を放っていた。
母の記憶によれば、運動会で他の園児たちが元気いっぱいに踊る中、一人ズボンのポケットに手を入れて悠々と周囲を監視するように歩く子どもだったという。

<左が本人>


その独特の感性とマイペースな振る舞いは、保育園の先生から「くうちゃんは宇宙人みたい」と評されるほどであり、周囲に流されない芯の強さはすでにこの頃から芽生えていた。


相撲との縁は深く、元力士であった父から物心つく前より手ほどきを受けて育つ。


意外にも小学校4年生頃までは非常に細身で、陸上で頭角を現すような、走るのが早い少年であった。


しかし、高学年で本格的に相撲の稽古に打ち込み始めると、秘められていた才能が開花するように身体はみるみる成長を遂げ、それと同時に身体を動かすことそのものを好むようになっていった。


角界に進んだ長男・鶴峰、次男・讃岐竜という二人の兄と比較されることも多い環境ではあったが、兄たちとは対照的に目立ちたがり屋な一面を持ち、地域のイベント事には積極的に参加する社交性を備えていた。

<中学卒業間近には、すでに100kgを超える身体に:中央が本人>


龍雲中学校時代には、地元香川出身の元十両・五剣山関の指導を仰ぎ、現在の相撲の礎となる粘り強い基礎を徹底的に叩き込まれることとなる。


10人の家族が一つ屋根の下で暮らす大家族という環境は、彼の人間性をより豊かに育んだ。


毎月のように開催される誕生日会で、家族全員で囲む豪華な御馳走は何物にも代えがたい喜びであり、それが明日への活力となった。


一方で、多感な時期には常に賑やかすぎる我が家を騒がしく感じることあった。その荒波のような日常が、彼の物怖じしない性格を形作ったといえる。


一見、強面で寡黙な印象を与えるが、一度懐に入れば話し始めると止まらない「グイグイ系」の親しみやすい性格である。


「とにかく曲がったことが大嫌いで何でも直球。ズルをすることを嫌うため、時には遠回りをすることもあるが、それこそが彼の持つ優しさであり誠実さだ」
身近で見守ってきた長男・鶴峰は後を追って入門してきた瀬戸ノ竜を語る。



「たまに何を考えているか分からない宇宙人らしさは健在だが・・・(笑)困っている人にスッと手を貸し、下の弟妹の面倒をよくみるなど、見た目によらず(笑)とても優しい性格」
次男・讃岐竜もと、そのギャップのある魅力を証言する。




稽古と部屋の仕事を覚える忙しい毎日である。
その合間には音楽を聴くことが最大の息抜きであり、スピッツ、スキマスイッチ、Mrs. GREEN APPLE、サカナクションなど、言葉を大切にする実力派男性ボーカルの楽曲を好んで聴いている。


食に関しては寿司をはじめとする和食を好み、好き嫌いは一切なく何でもよく食べる健強な胃袋も、力士としての大きな武器である。


音羽山部屋の慣習に従い、自ら決めた四股名「瀬戸ノ竜」。


生まれ育った瀬戸内海の情景と、尊敬する師匠の一文字を戴いたその名には、己の力で道を切り拓くという強い覚悟が込められている。


「嘘をつかず、ズルをせず、コツコツと努力を積み重ねる」という愚直なまでの誠実さを武器に、故郷の期待を背負い、夢の舞台である関取を見据えて土俵に邁進する。