先場所、九州場所の序二段で全勝優勝を果たした竜鳳。
普段は「あまり緊張しないタイプ」と本人は言いますが、さすがに同部屋対決となった優勝決定戦は、心に込み上げるものがあったようです。
立ち合いでは、鶴英山の素早い出足に押し込まれる場面もありました。しかし、そこから自他ともに認める“負けず嫌い”が一瞬で発動。もつれ合う展開の中でも最後まで集中を切らさず、見事に勝負を制しました。
勝負の世界では、白黒をつけなければなりませんが、二人とも今持てる力をすべて出し切った、内容の濃い一番だったと思います。
来場所は三段目昇進が濃厚。
序ノ口、序二段と一場所ずつ駆け上がってきましたが
「ここからは今まで以上に厳しく相撲を取らないと、すぐに返されてしまう」
と本人も気を引き締めています。油断は一切なし。
これからも竜鳳らしい、前に出る相撲に期待が高まります。
一方、土俵を下りれば、まだ10代の少年。
相撲以外の趣味を聞くと
「音楽を聴くことと、歌うこと」
との答えが返ってきました。
特にカラオケの腕前は、思わず聴き惚れてしまうほど。
「もしかして、こっちでも食べていけるのでは?」
と思ってしまうレベルです。
相撲だけでなく、多彩な一面を持つ竜鳳。
多くの方々に支えられながら、のびのびと、そして着実に強くなっています。
……プロテイン、お待ちしています😁
八之助
