九州場所では、取り組み中のケガにより、初めての休場を経験した光星竜。
力士にとって、場所中に土俵へ上がれないことは、ケガそのもの以上に苦しいものだったはずです。その心中は、想像に難くありません。
「また頑張ればいい」と、すぐに気持ちを切り替えられるほど若い年齢でもない。
それでも、持ち前のポジティブさと探究心を持つ光星竜は、改めて自分の身体と向き合い、「今だからこそできること」に取り組んできました。
光星竜のバックグラウンドは柔道。
技の名前や動きから、相撲にも通じる部分があると考える人は多いかもしれません。
しかし実際には、相撲の動きや技は、レスリングや空手のほうが近いという声もあります。
稽古を見ていると、それは納得できます。
砂がまかれた土俵は非常に滑りやすく、踏ん張りの効く畳の上で行う柔道とは、足元からまったく環境が違うのです。
主治医やトレーナーと相談しながらリハビリを続ける中で、光星竜は新しい相撲との向き合い方を模索しています。この時間は、決して遠回りではなく、次の成長へとつながる大切な準備期間なのでしょう。
きっと光星竜は、ケガをする前よりも、身体だけでなく心—“芯”の部分がより強くなって帰ってきてくれるはずです。
初場所に、元気な姿で土俵へ戻ってくることを心から祈っています。
……もっとも、サンタクロースを信じているかどうかは別として、Eバイクについてはサンタもきっと
「それは自分で買いなさい!」
と言うでしょうね(笑)。
八之助

