千秋楽は横綱同士の優勝決定戦となり、最後まで見応えのある大相撲でした。
音羽山部屋の力士たちも、それぞれにドラマのある15日間を戦い抜きました。
部屋頭の 霧島 は、場所前の怪我の影響もあり、思うような相撲を取りきれない日々が続きました。結果だけを見れば悔しいものとなりましたが、その中でも学びを得られた場所でもありました。しっかり休養と稽古を重ね、来場所はまた元気な姿を土俵でお見せできるよう前を向いています!
今場所、ひときわ気を吐いたのは兄弟子 鋼。
気迫あふれる取り口は、まさにファンを魅了する相撲!「諦めない精神!」という言葉をそのまま体現し、堂々の勝ち越しを決めてくれました。弟弟子たちも、その背中から多くを学んでいることでしょう。
白竜 は、先場所の悔しさを糧に、前へ出る持ち味を発揮し見事な勝ち越し。
光星竜 は突き押しも四つも充実し、自己最高位で6勝と大きな前進。
鶴峰 は復帰戦で5勝を挙げ、3連勝を含む勢いある内容で力強さを示しました。
そして、本場所デビューの 西村 が堂々の6勝!落ち着いた取り口で、来場所さらに飛躍する姿が楽しみです。
一方で、象竜 は初三段目で挑みましたが、あと一歩届かず3勝止まり。
怪我から復帰した 讃岐竜、先場所からの勢いを持って臨んだ 鶴翔 も勝ち越しならず、悔しい結果となりましたが、それぞれ次への糧を得られたはずです。
休場の 鶴英山 は回復は順調。九州場所での復帰を目指しています。
次の九州場所では、さらに大きな飛躍が期待できそうです。
勝ち越した力士、悔しい思いをした力士、結果はさまざまですが、共通しているのは「みんな前を向いている」ということ。若い力士は日に日に体を大きくし、ベテラン力士はその気迫で部屋を引っ張っています。
今場所も熱いご声援を本当にありがとうございました。
来場所もともに、音羽山部屋を盛り上げていきましょう!
千秋楽万歳!
八之助

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